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幼児化する日本社会
2011/02/24(Thu)
「国民の生活が第一」で政権交代を実現した民主党が、「党内政局が第一」で、自壊の途にある。

国民生活に直結する来年度予算がかかっているときに、党員資格停止処分にされた小沢一郎を慕う小沢系議員16名が、造反した。離党せず民主党会派だけ離脱するという主張は極めてわかりにくい。

政策を争うならまだしも、私怨のたぐいだから情けない。バラマキ政策のマニフェストが財源不足で破綻しているのは、誰の目にも明らかであるのにもかかわらず、マニュフェスト実現のスローガンばかり繰り返すのは、極めて無責任だ。「国民の生活が第一」でなく、「選挙が第一」の利益誘導政治にすぎない。

選挙至上主義者である小沢一郎の力を借りないと自分の選挙がおぼつかない連中ばかりで、国民の税金から給料をもらいながら、国民のために何にもしない。自分の親分のための行動で、税金泥棒だ。

「政治は権力闘争」だとする小沢一郎の瀬戸際戦術で、解散・総選挙は避けて、菅首相だけを引きずり降ろす作戦だ。

例え首相が辞めようと民主党が抱える問題が解決するわけではなく、「選挙が第一」である民主党の分裂は必至だ。

こんな政局祭りは、政治や日本経済をフリーズさせ、国民生活を破壊する。政党は政策を政局の手段にし、若者から未来を奪っても恥じない。国民は、不毛な政局ばかりを繰り返す政党政治に失望している。

「選挙を通じて、権力闘争に勝ち続けることが政治である」だとし、金権政治に走る小沢一郎は、日本経済や国民の将来よりも「個人の利益」を優先している。日本の政治のためにも、政界から引退すべきだ。多くの国民が小沢一郎に議員辞職を求めるのは、「政治とカネの問題」で見え透いたウソを突き通していることをわかっているからだ。

日本の政治家たちの幼児性には耐えられない。

幼児性は、政治家だけにかぎったことではない。「大人の組織」である企業人も幼児性丸出しである。

大学生が就職できないのも、雇用者である企業がパブリック・マインドを失っているからだ。「即戦力」とか、「コミュニケーション能力」とかで出来上がった既製品しか受け入れない。「自分の都合」しか言わないのだ。

幼児化した企業人が、学校を出た若者たちを受け容れて、成熟した市民へ育て上げるなど、できるわけがない。

自分の正当性ばかり主張している大人社会は、幼児化していくだけだ。日本社会を支えるエスタブリッシュメントが急速に幼児化している。

ネット社会の普及で、白か黒かの「二分割思考」が広がっている。ものごとを何でも「ズバッと」決めつけることが社会を狂わせていく。「正解は必ずしもない」と知るべきである。

「二分割思考」は分かり易い議論であるが、思考停止に陥る危険な考え方でもある。思考停止は、知的レベルを引き下げ、社会を幼児化させていく。かつて養老猛司氏は、このような思考停止状態を指して、「バカの壁」と表現した。

我々現代人がいかに考えないままに、自分の周りに様々な「壁」を作っている。つまりあの人たちとは話が合わないという「一元論」も「バカの壁」の元凶である。

人間は社会の中で生きる生き物であるのに、自分の正当性ばかり主張しても、どうしようもない。譲れるところは譲り、向こうにも譲歩させて、「良い加減」なところを見つけてやっていけばよい。

部分的な情報で全体を測ることも良くない。「合成の誤謬」という難しい問題が起こることを認識すべきである。つねに全体を意識し、情報を統合する全体思考が必要だ。

「合成の誤謬」を避けるには、強制力を働かせることが求められる。例えば国が法律を変えることで強制力を働かせ、協調を実現させることができる。

しかし幼児性丸出しの政治家ばかりでは、政治の質が低下し、そういうことが全く期待できない。

人々の英知を集め、「合成の誤謬」を避ける知恵がないと、日本社会はどんどん幼児化する。
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コメント
-  -
私も以前から、「幼児化する日本社会」ではないかと、
考えていましたが、歴史を紐解いてみると、
かなり、以前から「幼児的な日本社会」が見られます。
端的に言えば、「幼児的な日本社会」は日本の文化の、
側面の一つと言え、他のさまざまな文化が、
資本主義を取り入れていく過程で消滅して行く中で、
生き残ったものではないかと考えています。

従って、文化の一つの側面ですので、
「幼児的な日本社会」を変えて行くのは不可能であると思われます。
解決策は、日本の文化を再び造り上げていき、
文化の全体によって、「幼児的な日本社会」を補完していくしか、
方法は無いように感じます。
2011/02/28 21:24  | URL | 主夫 #BN0VbZSU[ 編集] ▲ top
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