FC2ブログ
スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
民主党政権による持続可能な政策とは....
2009/09/02(Wed)
8月30日の総選挙は、事前の世論調査どおり300議席超の民主党が圧勝し、自民党の歴史的大敗で終わった。前回の郵政民営化選挙の結果をそのままひっくり返したオセロゲームのような展開であった。小選挙区制で過去最高の投票率であったことからも、社会の閉塞感や将来の不安に対する国民の怒りが非常に高かった。

前回の選挙で自公政権に圧倒的な力を与えたにもかかわらず、政権政党の無策ぶりが目立ち、幻滅と悔恨を感じた有権者が自公政権に見切りを付けたため、政権交代が実現した。また有権者が民主党政権を望んでいたというより、小泉構造改革に不信・不満を持った自民党支持者の自民離れで、民主党に一度やらせてみようとする機運が高まったことも要因であった。さらに民主党圧勝の要因のひとつに、マニフェスト選挙にして無党派層を呼び込んだことも挙げられる。今回の政権交代は、国民が民主党の具体的な政策に賛成したのではなく、政権交代しないと政治が変わらないとの思いで、官僚頼みの政治から国民主導の政治を熱望したと言える。

民主党の圧勝は、海外メディアでも強い関心を集めた。今回の政権交代は、明治維新と戦後復興に並ぶ出来事であると、あるいは米国のオバマ現象に匹敵するほど歴史的出来事と報じている。さらには、先進国で唯一、一党支配の政治体制を持つ国が、より正常な民主主義へと進化したと論評している。民主主義を標榜して政権交代が当たり前だった先進国から見ると、日本の民主主義はまだ進化の途上にあるという見方をしている。

日本社会には、日本人の精神文化に根ざしている「お上頼み」あるいは「お上社会」が支配している。その「お上社会」は、官僚が主導する官僚支配の仕組みそのものであった。しかし、国民の声を代弁するはずの政治家がすべて官僚に丸投げしてきた結果、積年の制度疲労から次々と不祥事が起こり、官僚組織に対する不信、ねじれ国会による停滞、劣化した政党政治などが重なった。今回、国民の怒りによる政権交代で、「官僚丸投げの政治」から「政治主導による脱官僚依存」を目指す民主党政権に対する期待が大きいが、実際に官僚をコントロールできるかどうかの不安もあり、注視していく必要がある。

民主党の経済成長戦略は、子ども手当や高速道路無料化などで家計を刺激して消費を拡大する 内需主導型経済への転換を図るものである。目玉政策である子ども手当ては、欧州の先進国ドイツ、フランス、スウェーデンなどの少子化対策による成功例をもとに導入した政策である。しかも所得制限を設けず、生活困窮者や低所得層だけでなく、富裕層を含む一般所得層まで対象を拡大し、子ども手当ての使途が、本来の教育費ではなく、生活費に使われることを想定している。

しかし、その予算額は、防衛予算を上回っており、財源の確保ができていない。所得制限や使途の制限を設ける必要があることから、子ども手当ては所得格差のある低所得層を給付対象とし、保育施設等の整備や教育関連の使途に充てるべきである。また雇用不安の解消など国民の不安を払拭させないかぎり、子ども手当てを支給しても、大半は貯蓄に回るだけで個人消費が回復しないシナリオも考えられる。

貯蓄に回すことなく個人消費を喚起させるには、雇用および社会保障のセーフティネットの役割が重要であり、同時に新たな雇用の場を創出する内需拡大政策が必要である。民主党政権は持続可能な経済社会を目指すという公約を掲げている以上、安定的かつ持続的な雇用の確保と、福祉面で十分なセーフティーネットの整備が早急に求められる。そのため、個人消費の喚起策だけでなく、国民目線による社会保障制度の強化が必要である。
この記事のURL | 政治 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<ソーシャルビジネスを振興する新しい資本主義 | メイン | 世代間格差を解消する若者の政治参加>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

   ▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://demosbc300812.blog61.fc2.com/tb.php/6-c794000a

  ▲ top

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。