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選挙至上主義の政治で国は機能不全
2010/05/11(Tue)
八方美人の言動が多く、稚拙なやり方ばかりで迷走する鳩山首相は、普天間問題の5月末決着が絶望的になったことから、風前の灯である。

直面する問題に対して何ら戦略も見通しもないのに、口先だけの綺麗事ばかりで無責任な「お坊ちゃん政治」に国を任せたのは、大きな失敗だった。

歴史的な政権交代で颯爽と登場した鳩山内閣は、わずか半年余りで支持率は急落し、求心力は低下した。支持率続落の要因は、はっきりしている。鳩山首相と小沢幹事長の「政治とカネの問題」が大きく、普天間問題をうまく乗り越えられない首相の非力さに国民は失望した。政治が変わると期待したのに、幻滅ばかりで、停滞する政治・社会状況に国民はウンザリしている。

政権交代後、民主党はひどい政党に変質してしまった。「選挙至上主義」から、有権者受けする政策に走っている。夏の参院選に勝利することを優先するあまり、政策の優先順位付けを誤り、有権者の歓心を買うポピュリズム的な政策に傾斜している。

民主党のトップに君臨する小沢幹事長は、田中角栄流の政治主導である古い自民党体質を最も持ち合わせる政治家で、明確な政治理念がない。選挙に勝つことを至上の目的としている「選挙至上主義者」の小沢幹事長が諸悪の根源となっている。

小沢幹事長と茶坊主の側近によって、露骨な側近政治と強権政治で日本の政治は支配されている。小沢独裁下で大多数の民主党議員は、自ら考え、自らの信念で行動することをやめてしまい、奴隷のごとき存在である。大政翼賛会的になっており、物言えば唇寒しである。

参院選に現職の衆院議員をくら替え出馬させるなど、総選挙に付託した有権者を軽んじる態度である。民意を軽視する「選挙至上主義」は、ある意味で民主主義の破壊である。

民主党のバラマキ政策である子ども手当や、農家への戸別所得補償制度、高速道路無料化などは、巨額の財源が必要なのに、「選挙に不利」との思惑から、消費税率引き上げ論議は封印したままである。民主党は、財源の裏付けのない「マニフェスト」で民意を買えると思い込んでおり、「総花主義」に陥って混乱している。

選挙向けの政策ばかり追求していると、基本政策をきちんと練ることができず、ますます日本は厳しい事態に追い込まれていく。だからマニフェストも小手先で作ることになる。「選挙至上主義」の政党政治のため、選挙のたびに財政赤字が増大し、財政は破綻の瀬戸際にある。選挙向けの政治は、もう限界だ。

民主、自民の二大政党ともに、政権獲得が自己目的化している。選挙に勝つことばかりで、誰も理想や国家ビジョンを示さない。選挙に勝つためなら何でもするという姿勢は、有権者の政党政治への幻滅を招く。政治が場当たり的になってしまった。甘い話をして結果的に国民にウソをつくのは好ましくない。

議会制民主主義における政党の役割は、政党政治をベースにして意見を集約する機能であるはずだが、その集約機能が失われている。政党政治も政治家の質も劣化するばかりで、現実の対応力が身についていない。

利益と投票を交換する「選挙至上主義」、「マニフェスト至上主義」、「利益誘導戦術」の政治から脱却すべきである。選挙だけで、政治に民意を反映させることは出来ない。マニフェストや予算をつくる際、政治に有権者を参加させて、広く国民の意思を吸い上げる仕組みが必要である。「熟議民主主義」に基づいて政策の優先順位を決断することが国民の信頼につながる。

政治は社会を映す鏡である。政治の劣化は、社会の劣化でもある。日本の政治家には危機感が足らない。劣化した政治を是正するのは、「小鳩」コンビとも辞任するしか方策はない。
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