スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
意志のあるお金が実現する持続可能な社会
2009/10/16(Fri)
リーマンショックで広がった世界金融危機は、ヘッジファンドなどの投資家が短期売買を繰り返す強欲な金融資本主義によって引き起こされた。すべての投資家が環境や「社会的な利益」に配慮した投資を行っていれば、未曾有の金融危機は起きなかったかもしれない。

投資先を選ぶ際に、売上高や収益、株価が評価基準となっているが、これからは「環境・社会・ガバナンス(企業統治)」に配慮することが求められている。つまり、低炭素社会に向けてCO2ガス排出量削減による環境への取り組みや社会的活動を評価指標にすることである。そのため、排出量あたりの利益や生産性など排出情報を開示した企業を支援する時代が到来すると言われている。

「社会的責任投資(SRI)」は、環境問題や地域社会への社会貢献など、企業の社会的責任に注目して投資する。サブプライム金融危機以後の欧州では、こうしたSRIファンドに個人投資家からの資金流入が増加している。また社会の持続性を考えて社会貢献活動を行う企業への投資が収益につながるため、SRIは社会をより良い方向に発展させると考える機関投資家が多く、特に年金基金は、SRI市場の中核的な存在になっている。つまり、「意志のあるお金」が、持続可能な社会を築くという考え方が高まっている。

しかし、日本におけるSRI市場は、欧州に比べて規模が小さく、そうした意識も低い。過剰な貯蓄になっている約1500兆円の個人金融資産があるにもかかわらず、「意志のあるお金」を「社会的金融(ソーシャルファイナンス)」として社会公益の実現に活かそうとする動きが弱いままである。

個人の社会的責任を果たしたい、あるいは社会参加・社会貢献をしたいという意識に基づく「意志のあるお金」が、豊かな社会貢献活動を支えることから、SRIの潜在的需要を掘り起こすインセンティブを検討することは極めて重要である。最近では、損得勘定でなく、特定の社会事業や取り組みに共感する個人が、事業主に直接出資する社会貢献ファンドも増えている。自分の出資金の使途が目に見えることに共感しているからである。

NPO活動による社会事業は、ハイリスク・ローリターンであるため、金融機関は融資しないが、代わりにNPOバンク、市民バンクなどが支えている。欧州では、金融で環境や社会的問題を解決する銀行が、融資先の情報公開を徹底したことにより、「社会的リターン」や「社会的配当」を求める預金口座が増加した。日本も同様に、幅広く「意志のあるお金」を集めて、「社会的なお金」の流れにする金融機関が増えることを期待したい。
この記事のURL | 社会貢献 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<ソーシャルビジネス支援に社会株式市場の創設 | メイン | 殺処分ゼロの動物愛護を考える>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

   ▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://demosbc300812.blog61.fc2.com/tb.php/14-f2a3b1a5

  ▲ top

| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。